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2022年末時点のプリンターを徹底検証 新機種と旧機種を徹底比較 (2023年1月18日公開)
PIXUS XK110はPIXUS XK100の後継機種だ。PIXUS XK100は、2021年の末にPIXUS XKシリーズ初の5色インク構成の機種として登場し、カートリッジ方式ながら、エプソンのエコタンク方式のEW-M752TやEW-M754Tと争えるほどの低印刷コストが魅力の製品だったが、わずか1年で新機種へと移行し、さらに強化を図った格好だ。どの点が変わったのか、細かく見ていこう。 |
| 型番 | PIXUS XK110 | PIXUS XK100 | ||
| 製品画像 | ![]() |
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| 発売日 | 2022年11月10日 | 2021年10月14日 | ||
| 発売時の価格(税込) | 43,450円 | 40,150円 | ||
| インク | 色数 | 5色 | 5色 | |
| インク構成 | 顔料ブラック 染料ブラック シアン マゼンタ イエロー |
顔料ブラック 染料ブラック シアン マゼンタ イエロー |
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| カートリッジ構成 | 各色独立 | 各色独立 | ||
| 顔料/染料系 | 染料(黒+カラー)/顔料(黒) (ChromaLife100) |
染料(黒+カラー)/顔料(黒) (ChromaLife100) |
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| インク型番 | N20/N21 | N20/N21 | ||
| 最小インクドロップサイズ | N/A | N/A | ||
| 最大解像度 | 4800×1200dpi | 4800×1200dpi | ||
| 高画質化機能 | − | − | ||
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まずは、販売価格を見てみよう。PIXUS XK110の販売開始時の価格は43,450円で、PIXUS XK100の40,150円から3,300円の値上げだ。新型コロナウィルスによる世界的半導体不足や製造や輸送の問題、円高などもあって、製造コストが上がり、新機種では軒並み価格が上がってしまっている。ただし、ライバルのEW-M754Tは46,750円なので、これよりはアドバンテージがある。 それでは、印刷画質を見てみよう。PIXUS XK110のインク構成やインクカートリッジはPIXUS XK100同じであるため、画質面では変化はない。 |
| 型番 | PIXUS XK110 | PIXUS XK100 | ||
| 製品画像 | ![]() |
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| ノズル数 | 4096ノズル | 4096ノズル | ||
| シアン/マゼンダ/顔料ブラック:各1024ノズル イエロー/染料ブラック:各512ノズル |
シアン/マゼンダ/顔料ブラック:各1024ノズル イエロー/染料ブラック:各512ノズル |
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| 印刷速度 | L判縁なし写真(メーカー公称) | 16秒 | 16秒 | |
| A4普通紙カラー(ISO基準) | 10.0ipm | 10.0ipm | ||
| A4普通紙モノクロ(ISO基準) | 15.0ipm | 15.0ipm | ||
| ファーストプリント速度 | A4普通紙カラー | N/A | N/A | |
| A4普通紙モノクロ | N/A | N/A | ||
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続いてプリント速度を見てみよう。写真印刷速度と文書の印刷速度は共に変化はない。PIXUS XKシリーズの上位モデルPIXUS XK500や、PIXUS TSシリーズの最上位モデルPIXUS TS8630では、同じノズル数で文書の印刷速度は同等ながら、写真の印刷速度を10秒に高速化しているが、PIXUS XK110は16秒で据え置きとなる。 |
| 型番 | PIXUS XK110 | PIXUS XK100 | ||
| 製品画像 | ![]() |
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| 製品画像 | ![]() |
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(税込) |
L判縁なし写真 | 9.8円 | 9.8円 | |
| A4カラー文書 | 3.9円 | 3.9円 | ||
| A4モノクロ文書 | 1.5円 | 1.5円 | ||
(カラー文書) |
ブラック(顔料) | 600ページ | 600ページ | |
| ブラック(染料) | 6,546ページ | 6,546ページ | ||
| カラー | 802ページ | 802ページ | ||
(税込) |
ブラック(顔料) | 825円 | 825円 | |
| ブラック(染料) | 627円 | 627円 | ||
| カラー | 627円 | 627円 | ||
| 同梱インク | セットアップ用インクカートリッジ各色1本 | セットアップ用インクカートリッジ各色1本 | ||
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次に印刷コストだが、インクカートリッジに変更がないため印刷コストも同等だ。引き続き低印刷コストを維持している。 |
| 型番 | PIXUS XK110 | PIXUS XK100 | ||
| 製品画像 | ![]() |
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| 対応用紙サイズ | 定型用紙 | 名刺〜A4 | 名刺〜A4 | |
| 長尺用紙 | 長さ676mmまで | 長さ676mmまで | ||
| 給紙方向 (A4普通紙セット可能枚数) |
○ (100枚/40枚/20枚) |
○ (100枚/40枚/20枚) |
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| 前面 | 【カセット】 普通紙のみ (100枚/−/−) |
【カセット】 普通紙のみ (100枚/−/−) |
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| その他 | − | − | ||
| 排紙トレイ自動伸縮 | ○ | ○ | ||
| 用紙種類・サイズ登録 | ○(給紙口カバー閉じ(背面)連動) | ○(給紙口カバー閉じ(背面)連動) | ||
| 用紙幅チェック機能 | ○(用紙セット時・用紙サイズ表示) | ○(用紙セット時・用紙サイズ表示) | ||
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続いて、PIXUS XK110の給紙、排紙機能を比較してみよう。対応用紙サイズや、普通紙のみの前面給紙カセット+背面トレイという組み合わせや、排紙トレイの自動伸縮機能、用紙幅チェック機能など、全く同じだ。 |
| 型番 | PIXUS XK110 | PIXUS XK100 | ||
| 製品画像 | ![]() |
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| 自動両面印刷 | 対応/非対応 | ○ | ○ | |
| 対応用紙 | 普通紙 ハガキ(インクジェット光沢郵便ハガキ非対応) |
普通紙 ハガキ(インクジェット光沢郵便ハガキ非対応) |
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| 対応サイズ | A4 B5 A5 ハガキ レター |
A4 B5 A5 ハガキ レター |
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| 自動両面 印刷速度 |
A4カラー文書 | N/A | N/A | |
| A4モノクロ文書 | N/A | N/A | ||
| CD/DVD/Blu-rayレーベル印刷 | ○(ネイル印刷対応) | ○(ネイル印刷対応) | ||
| 写真補正機能 | ○(自動写真補正) | ○(自動写真補正) | ||
| 特定インク切れ時印刷 | − | − | ||
| 自動電源オン/オフ | ○(印刷実行)/○(指定時間) | ○(印刷実行)/○(指定時間) | ||
| 廃インクタンク交換 | − | − | ||
| フチなし吸収材エラー時の対応機能 | − | − | ||
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続いてPIXUS XK110のプリント付加機能を比較してみよう。自動両面印刷機能の対応だけでなく、対応用紙種類やサイズ、レーベル印刷機能や自動電源オン・オフ機能など、PIXUS XK100から変化はない。自動両面印刷機能ははがきには対応するが、インクジェット光沢郵便はがきのみ非対応という特殊な制限も継承している。 |
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| 型番 | PIXUS XK110 | PIXUS XK100 | ||
| 製品画像 | ![]() |
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| 原稿サイズ | A4 (216×297mm) |
A4 (216×297mm) |
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| 読み取り解像度 | 2400dpi(2400×4800dpi) | 2400dpi(2400×4800dpi) | ||
| センサータイプ | CIS | CIS | ||
| 原稿取り忘れアラーム | ○ | ○ | ||
| スキャンデーターのメモリカード保存 | − (スキャンしてスマホ保存対応) |
− | ||
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PIXUS XK110のスキャナー機能を見てみよう。原稿サイズや解像度、原稿取り忘れアラームなど、PIXUS XK100と全く同じとなっている。スキャンしてメモリーカードに保存する機能は引き続き搭載していないが、新たに本体でスキャンを実行し、スマホに保存する機能が搭載された。実際にはスキャン後、ダウンロード用のQRコードが表示されるので、スマホからアクセスするという形だ。ダウンロードには期限があり、また複数枚になるとスマホからスキャンを実行した方が直接保存され手間が掛からないと思われるが、スマホをプリンターに接続しなくても利用できるため、普段はプリンターと同じネットワークに接続していない人が、1、2枚だけスキャンする場合など、便利だろう。 |
| 型番 | PIXUS XK110 | PIXUS XK100 | ||
| 製品画像 | ![]() |
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| ダイレクトプリント | メモリーカード | SD | SD | |
| USBメモリー | − | − | ||
| 赤外線通信 | − | − | ||
| 対応ファイル形式 | JPEG/TIFF | JPEG/TIFF | ||
| 最大画像解像度 | N/A | N/A | ||
| 読込ファイル数上限 | 50,000枚 | 50,000枚 | ||
| 色補正機能 | トリミング印刷 ふちなし/フチあり 日付印刷 赤目補正 |
トリミング印刷 ふちなし/フチあり 日付印刷 赤目補正 |
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| 手書き合成 | ○(ディスクレーベル対応) | ○(ディスクレーベル対応) | ||
| メモリーカードからUSBメモリー/外付けHDDへバックアップ | −/− | −/− | ||
| PictBridge対応 | ○(Wi-Fi) | ○(Wi-Fi) | ||
| 各種デザイン用紙印刷 | カレンダー印刷 定型フォーム印刷(レポート用紙、原稿用紙/スケジュール用紙、方眼紙、チェックリスト、五線譜、漢字練習帳) ディスクレーベル印刷 組み込みパターンペーパー |
カレンダー印刷 定型フォーム印刷(レポート用紙、原稿用紙/スケジュール用紙、方眼紙、チェックリスト、五線譜、漢字練習帳) ディスクレーベル印刷 組み込みパターンペーパー |
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PIXUS XK110のダイレクト印刷機能を見てみよう。SDカードに対応し、トリミングや各種色補正、各種デザイン用紙印刷機能を搭載している点で変化はない。 |
| 型番 | PIXUS XK110 | PIXUS XK100 | ||
| 製品画像 | ![]() |
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| スマートフォン連携 | アプリ | メーカー専用 | Canon PRINT Inkjet/SELPHY | Canon PRINT Inkjet/SELPHY |
| AirPrint | ○ | ○ | ||
| 対応端末 | iOS 14.0以降 Android 6.0以降 |
【発売時】 iOS 13.0以降 Android 5.0以降 【現行】 iOS 14.0以降 Android 6.0以降 |
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| スマートスピーカー対応 | ○(Alexa/Googleアシスタント/LINE Clova) | ○(Alexa/Googleアシスタント/LINE Clova) | ||
| Wi-Fi接続支援機能 | ○(QRコード読み取り(iOS/Android)) | ○(QRコード読み取り(iOS/Android)) | ||
| 写真プリント | ○ | ○ | ||
| ドキュメントプリント | ○(PDF/Word/Excel/PowerPoint) | ○(PDF/Word/Excel/PowerPoint) | ||
| Webページプリント | ○ | ○ | ||
| スキャン | ○(PDF/JPEG) | ○(PDF/JPEG) | ||
| クラウド連携 | プリント | アプリ経由/本体 | ○/○ | ○/○ |
| オンラインストレージ | ○(Dropbox/Evernote/googleドライブ/OneDrive/google classroom) | ○(Dropbox/Evernote/googleドライブ/OneDrive/google classroom) | ||
| SNS | ○(Facebook・コメント付き可) | ○(Facebook・コメント付き可) | ||
| 写真共有サイト | ○(googleフォト/image.canon) | ○(googleフォト/image.canon) | ||
| スキャン | アプリ経由/本体 | ○/○ | ○/○ | |
| スキャンしてオンラインストレージにアップロード | ○(Dropbox/Evernote/googleドライブ/OneDrive/google classroom) (OneDrive/google classroomはアプリからのみ) |
○(Dropbox/Evernote/googleドライブ/OneDrive/google classroom) (OneDrive/google classroomはアプリからのみ) |
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| メールしてプリント | − | − | ||
| LINEからプリント | ○(JPEG/PNG/PDF/Word/Excel/PowerPoint) | ○(JPEG/PNG/PDF/Word/Excel/PowerPoint) | ||
| リモートプリント | ○(ファイルアップロード・Windows 11/10のみ) | ○(ファイルアップロード・Windows 11/10のみ) | ||
| スキャンしてリモートプリント | − | − | ||
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PIXUS XK110のスマホ、クラウド関連機能を見ていこう。対応アプリに変更は無く、QRコードによる簡単接続や、クラウド関連機能、リモートプリント機能などは同等だ。アプリの対応バージョンがiOSは13.0以降から14.0以降に、Androidが5.0以降から6.0以降に変更されているが、これは製品発表時のアプリの対応バージョンであり、この間にアプリ側に変更があっただけだ。そのためPIXUS XK100でも、現在はiOS 14.0以降、Android 6.0以降となる。 |
| 型番 | PIXUS XK110 | PIXUS XK100 | ||
| 製品画像 | ![]() |
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| 等倍コピー | ○ | ○ | ||
| 拡大縮小 | 倍率指定 | ○(25〜400%) | ○(25〜400%) | |
| オートフィット | ○ | ○ | ||
| 定型変倍 | ○ | ○ | ||
| フチなしコピー | ○ | ○ | ||
| CD/DVD/Blu-rayレーベルコピー | ○ | ○ | ||
| 写真焼き増し風コピー | ○(色あせ補正対応) | ○(色あせ補正対応) | ||
| 割り付け(2面/4面) | ○/○ | ○/○ | ||
| その他のコピー機能 | プレビュー 濃度調整 |
プレビュー 濃度調整 |
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| バラエティコピー | 枠消しコピー IDコピー コピー予約 大判原稿コピー |
枠消しコピー IDコピー コピー予約 大判原稿コピー |
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PIXUS XK110のコピー機能を見てみよう。各種拡大縮小やレーベルコピー、写真焼き増し風コピー、2面・4面割付、プレビュー、IDコピーや大判原稿コピーなど各種コピー機能はPIXUS XK100から変更は無い。 |
| 型番 | PIXUS XK110 | PIXUS XK100 | ||
| 製品画像 | ![]() |
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| 液晶ディスプレイ | 2.7型 (90度角度調整可) Switch UI(3種) |
2.7型 (90度角度調整可) 仕事/学習モード搭載 |
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| 操作パネル | タッチパネル液晶+物理ボタン (90度角度調整可) |
タッチパネル液晶+物理ボタン (90度角度調整可) |
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| インターフェイス | USB他 | USB2.0×1 | USB2.0×1 | |
| 無線LAN | IEEE802.11ac/n/a/g/b 5GHz帯対応 (ダイレクト接続対応) |
IEEE802.11n/a/g/b 5GHz帯対応 (ダイレクト接続対応) |
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| 有線LAN | − | − | ||
| 対応OS | Windows 11/10/8.1/7 SP1 Mac OS 10.14.6〜 (AirPrint使用) |
Windows 11/10/8.1/7 SP1 Mac OS 10.13.6〜 (AirPrint使用) |
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| 外形寸法(横×奥×高) | 372×345×142mm | 372×345×142mm | ||
| 重量 | 6.6kg | 6.6kg | ||
| 本体カラー | ホワイト | シルバーメタリック | ||
| 最後にPIXUS XK110の操作パネルやインタフェースなどを見てみよう。 |
| 操作パネル全体 | ||
| PIXUS XK110 | ![]() |
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| PIXUS XK100 | ![]() |
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PIXUS XK110の液晶はPIXUS XK100と同等の2.7型でタッチパネルとなっている。上位機種より小型の液晶を補うために、「ホーム」「戻る」「モノクロスタート」「カラースタート」「ストップ」の使用頻度の高いボタンは、液晶外に物理ボタンとして搭載されるのも同等で、配置もそのままだ。ただ、PIXUS XK100では、ボタンの形状がマークの形をしていたが、PIXUS XK110では角丸の長方形に変更され、押しやすくなっている。 また、UI(ユーザーインターフェース)も変更されている。 |
| 型番 | PIXUS XK110 | PIXUS XK100 |
| 液晶パネル (標準画面) |
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| 液晶パネル (標準以外の画面) |
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PIXUS XK100では、ホーム画面を、通常のメニューから「仕事/学習」モードに切り替える事が出来た。切り替えると、ホーム画面には「コピー」「書類を送る」「クラウドプリント」「定型フォーム」の4つがタイル上に並ぶだけとなる。仕事や学習でよく使うと思われる機能だけに絞って、分かりやすく、また素早くアクセスできるようになるが、使う機能は人によって異なるという問題があった。そこでPIXUS XK110では、さらに進化し「Swich UI」となった。標準のメニュー以外に「仕事」「学習」「ライフ」の3つのシーンに切り替えが可能となった。さらに、各パターンに表示される項目が編集可能となったため、使う人に合わせたメニューを作成できるようになった。各シーンに登録出来る項目は3つだが、項目は「コピー」や「定型フォーム印刷」などの基本機能だけでなく、「標準コピー」「両面コピー」「2in1コピー」のような、より細かいメニューに直接入ることができる。また、各シーンの名前も変更できるため、「写真」「習い事」など、使用者に合わせたシーンを作成することも可能だ。また、特定のシーンにパスワードを設定することも可能で、チャイルドロックとしても使用できる。PIXUS XK100は、ホーム画面の切り替え機能を(少なくともPIXUSでは)初めて搭載した機種だっただけに、色々と実験的な要素が強かったが、PIXUS XK110では一気に実用的になったと言えるだろう。 インターフェースはUSB接続と無線LANという点は同等だが、無線LANは強化されている。PIXUS XK100では一般的なIEEE802.11n/g/bに加えて、IEEE802.11aに対応していた。IEEE802.11n/a使用時は、5GHz帯の電波を使用できるようになり、Bluetoothや電話の子機、電子レンジなどの影響を受けず、安定したが、通信速度はIEEE802.11nのままとなっていた。今回、新たにIEEE802.11ac対応となり、通信速度が向上している。ストリーム数やチャンネル幅などが不明なのでなんとも言えないが、1ストリームの場合、IEEE802.11nは帯域幅20MHzで72.2Mbps、40MHzで150Mpbsだが、IEEE802.11acは最低の帯域幅80MHzでも433Mbpsとなり、3〜6倍の速度になる。プリントデーター量が多い場合や、高解像度でのスキャンなど、通信速度が必要な場合に、待ち時間が軽減される可能性がある。 対応OSはWindowsは変更はないが、MacOSに関しては10.13.6以降から10.14.6以降に変更されている。本体デザインやサイズは、ボタン形状などを除いて同等だが、本体カラーはシルバーメタリックからホワイトに変更された。PIXUS XKシリーズではシルバー系の色合いが多く、PIXUS XK100のシルバーメタリックも上位モデルらしい高級感のある色とも言えるが、少し派手な印象があった。ホワイトに変更されたことで、家の中でもなじみやすくなった。 PIXUS XK110はPIXUS XK100からの変更点は多くなく、スキャンしてスマホに保存する機能以外は、ユーザーインターフェース(UI)の変更と無線LANの強化だけだ。とはいえ、PIXUS XK100の「仕事/学習」モードは実験的な意味合いが多く、せっかくの優秀な機種の数少ない欠点になっていた。そのため、早々に改善してきたと言える。また、無線LANに関しても、ライバル機種のエプソンのEW-M754Tこそ5GHz帯にも非対応であるとは言え、エプソンの5GHz帯対応の機種は、IEEE802.11acに対応しており、その点で劣って見えるとも言える。その点で、スキが無くなったと言えるだろう。確かに価格は上がってしまったが、優秀な機種がより優秀になり、オススメ度が上がったといえるだろう。 (H.Intel) 【今回の関連メーカーホームページ】 キャノンhttp://canon.jp/
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